お金2.0を読んだ
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
今日お金2.0を読んだ。
これも先日読んだ10年後の仕事図鑑のような現在の経済の状況やこれからのお金のあり方、価値のあるものとは何かについて筆者の卓越した観察がんと考察によって示されていた。
現在においてお金の価値は過去よりも相対的に下がっていて経済というのはもはや国家ではなく個人間のものになりつつある。仮想通貨など特有の経済圏を作ることが昔に比べはるかに容易になった。またそれに伴い価値のあるものはお金そのものではなく人々の信用であると筆者は述べていた。例えばフォロワーが10万人もいれば何かを行うときにクラウドファンディングなどにより事業資金は簡単にあつめることができるし、そもそもお金を集めることそのものに意味がなくなってくるかもしれない。しかるに、本当に必要なことはお金を稼ぐことだけではなく人の信用を得ることではないか。
奨学金の返済にあえぐ自分としては非常に有益な本であったと言えるがとはいえ借りたものは返さなくてはなるまい。しかし今や大企業でさえいつ潰れるかわからない世の中である。いや、潰れるとは行かなくても大企業に務める人間は絶え間なく入れ替わっている。自分はいつまでそこに要ることができるのか。またいつまでも要る必要はあるのだろうか。どのような自体になってもお金に困らないような人間を目指すべきである。それは人の信用を集めることはもちろんであるが世の中をサバイブするスキルを身に着けた人間になるということでもある。それはどのようなスキルか?それは好きなことを突き詰めて得ることができるような能力でもあるしあるいは周囲の人々を上手に頼る(信用の変換である)ことでもあろう。まずはその両方の能力を十分に醸成することから始めていこうと思う。